2011年01月30日

岩男まりな、三石まりな

 こんな記事を発見致しましたので久々にEVEネタでも。

http://geinouhima.blog18.fc2.com/blog-entry-2386.html

 御存知の通りまりなの声は岩男潤子(burst、lost)から三石琴乃(ZERO以降)に変更されているわけですが、EVEの作品数から言えば三石まりなの方が数的には上回ってますし、初期作品に於いては容量の関係などもあってまりなボイスがそれほど収録されていなかったこと、また、TFA作品内に於いてまりなの独り言を三石声で大量収録していることもありますので、三石まりなの方が定着してきたかなーという印象はあるのですが、何と言ってシリーズの火付け役とも言えるサターン版burstが岩男まりなということもあって、こちらのイメージも相当強いんですよねー。今更「どちらが好きか」なんて比べるような時期でもありませんので、今回はそれぞれのまりなボイスについて語ってみることに致しましょう。

 そもそもサターン版burstの時点で既にまりなは三石琴乃にやらせようかというイメージは固まっていたらしいのですが、その当時の三石琴乃はエヴァの大ヒットを皮切りに一気にナレーションやCMでの起用が増え、ついにスケジュール調整上起用を断念せざるを得なくなり岩男潤子の起用になったらしいです。サターン版burstのOPアニメーションでまりなが「月に代わってお仕置きよ!」のポーズをしているのはその辺のパロってことらしいですね。

 結局起用そのものが流れてしまったにも関わらずアニメーションだけが変更されずに残ってしまった…らしいのですが、ま、真偽はともかく納得の出来る話ではありますよね。この後、burstのドラマCDで三石まりなを起用。新作のZEROがburstの二年前という設定であったため声の変更のハードルが抑えられ、また家庭用機種の大御所であったPSで華々しくリリースされたこともあったのでしょう、この時EVEの主人公・まりなの声優は岩男潤子から三石琴乃に変更されたのでありました。


【岩男潤子まりな(burst,Lost)】

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 さて、まずburst、lostでの岩男潤子まりなですが、個人的なイメージを端的に書くと「姐御キャラ」という印象。burstでは真弥子の護衛というポジションではありますが、同時に友人の少ない真弥子に出来た年上のおねーさん的な友人という意味合いもあります。lostでは新人捜査官である杏子を厳しくも愛情を以て育てた教官というポジションでしたし、キャラと声のイメージ間での齟齬は少なくスムーズに聞けた御方も多いのではないでしょうか。

 どちらかと言えば低めのトーンで演じた感のあるこの岩男まりな。以降の三石琴乃の声質との差もありますので、こうやって書いていると相対的に、最初に聞いた以上に落ち着いたイメージを受けますねー。

【三石琴乃まりな(ZERO〜)】

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 burst二年前のZEROという作品を機に三石琴乃に変更されましたが、やはり二年前ということでこちらの方が若さというか、まりなの持つキャラ的な”らしさ”をより直裁に感じさせるキャスティングというイメージがあります。逆に言えば、岩男潤子まりなは敢えてその辺のイメージを外してきたキャスティング起用だった…と言えるのかもしれません。もっとも、ZEROではストーリーの設定上小次郎とまりなが顔を合わす機会が無く、従ってまりなの声が聞けるのはムービーのごく一部に限られてしまうので、実際はZEROに於ける三石まりなというのを聞くことって殆ど無いんですよね(※おまけのドラマCDとかでの掛け合いでは聞けますけど)。折角の目玉キャストもあまり陽の目を見なかったという…ま、その辺がZEROらしいというか何というか。

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 というわけで三石まりなを定着させるのはこの後のTFAになりますが、burstの四年後、ZEROから数えれば六年後になってますのでキャラ的な描写もそれなりに変更されてからのキャスティングという事になります。

 TFAまりなは端的に言うと、三石の代表的な声のイメージであるエヴァのミサトさんを彷彿とさせるような演じ方というイメージ。シリアスな展開もありながら、根底には明るく陽気なおねーさんキャラという核を持つという人物像に非常にマッチしている印象でした。しかし、良く言えばそういうことなんですが、悪く言えば既に有名になっている三石ボイスから受けるイメージに引っ張って貰っているという側面もあって(※あくまで個人的には、ですが)、ちょっとクセがありながらも見事にキャラ像を演じていた岩男まりなに比べると確かにギャップは感じてしまった御方もいらっしゃるかもですね。

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 この後、リメイク作であるburst PLUSを経て最後の新作たるEVEジェネでも三石琴乃がまりなを演じます。これがまた作品内でのまりな像が従来からはがらりと変わっていますので難しいのですが、EVEジェネまりなをもし岩男潤子が演じていたとしたら、それはそれでまた違和感を覚えたのかもという印象。

 EVEジェネまりなというのは、彼女の「内調」という肩書きから外れた部分を描くことで、彼女の魅力の一つでもある明るく前向きな姿勢というものに微妙な変化が生じます。勿論簡単に諦めたりはせずに事件に立ち向かって行くわけですが、やはり強大な組織から外されてしまうことのショックは小さく無いのか、今までに比べると凡ミスが目立ったり、弱音を吐いたりというシーンが多々見受けられます。個人的には、幾らその辺が揺らいでしまっているとは言え、あのまりなが小次郎に弱い部分を見せたりして寄り掛かったりなんかはしないだろーという意見があるのですが、まあ、その辺のちょっと愚痴っぽいまりなというのはシリーズでも相当珍しいキャラ像だと思いますし、そんな感じでぶにゅぶにゅとこぼすというシーンは三石まりなならではの魅力とも言えるんじゃないでしょうか。

……

 と、まあ、長々と書いてみたわけですが、結論としては「それぞれの良さがある!」というまとめになっちゃいますね(笑)。しかしもう片方の主人公でもある小次郎は一貫して子安のイメージとがっつりリンクさせることに成功しているのに対し、まりなの方はその都度声が変わったりキャラ像に変化があったりして、意外と作品ごとに特徴が見い出せるというのもEVEという作品の面白さではなかろうかと思うわけです。

 皆様は如何でしょう?
posted by talk at 20:18| Comment(0) | EVE&剣乃・菅野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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