2005年07月10日

ミシシッピー殺人事件

 本日は、以前に書いてた日記で『ミステリート』発売前に書いた『ミシシッピ連続殺人事件』の記事を再掲載致しますね。



「極上のミステリーをあなたに」

 待ちに待ったミステリートの発売まで後一週間となりましたが、今日はミステリートに遡ること18年前に既に存在した、豪華客船を舞台にした紳士な探偵ゲームを紹介致しましょう。

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 知る人ぞ知るジャレコの鬼作『ミシシッピー殺人事件』(1986)であります。英国生まれの紳士探偵チャールズと助手のワトソンが旅先のミシシッピ客船内で殺人事件に遭遇。冴え渡る名推理で犯人を捜し出そうという、ポワロばりの世界観がナイスな作品です。

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 これが名探偵チャールズ卿と助手の太っちょワトソン。のんびりとした船旅を楽しみながら他のお客様へと挨拶に向かいます。いやあ、紳士ですねえ。

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 二人の部屋は3号室ですから隣の1号室(偶数番号の部屋は向こう側)へと向かいます。しかし1号室は空き部屋。寂しいなあと思いつつも折角なので部屋を歩いてみましょう。

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!!

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「うぁーー…」
「あっ!!!せんせい!!!」
「ゲームオーバー。スタートボタンをおしてください」

…え??

 …いきなり穴に落ちてゲームオーバー??

 そう、光の速さでユーザーを置いてけぼりにするこのギミックこそが本作の醍醐味。特定の部屋にはワナが仕掛けられてあってそれを回避しないと死んじゃうのであります。もうクソゲーの香りがぷんぷんしますが、元祖探偵紳士はこんな事では挫けません!

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例えナイフが頭に突き刺さっても!!



 ま、そんなわけで(脈絡のない)ワナを回避しつつ客船内を歩き回ると4号室で人が倒れているのを発見。

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 どうやらこの人が被害者(専門用語でガイシャ)らしいです。ようやくゲームが始まりますよ!…しかしチャールズ卿、なんかセリフがあんまり名探偵っぽく無いんですが…

「うーん…多分殺されたのだろうが」

 って、ズバっと言い切っちゃってくださいよ!じっちゃんの名にかけて!



 ちなみにこの作品、発売年度がそうだからなのかジャレコだからなのか、とにかく文章に遠慮がありません。登場人物のセリフはかなり直截です。というか毒舌です。

【例1 カーター判事にテーラーというケバイ魅力的な女性について聞いてみる】

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「…テーラーさん?あっ、あの下品な若い女か

 …この悪徳判事め!

【例2 ボランティア家のウィリアム氏にもテーラーについて聞いてみる】

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「たいへんもの静かで、控えめな人だしね」

 うんうん、さすが慈善家は良いこと言いますな。

「たぶん男を挑発してるんじゃないですか?」

 ちょ、超セクハラ発言!世が世なら訴えられますよ!?「まあ私は年を取りすぎて関係ないが」とか言っても無駄だぞ、このエロ慈善家め!

【例3 そのテーラーさんにディジーという若い女性について尋ねてみる】

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「若くてかわいい売春婦よ」

 「売春婦」ってアメリカでは女性に対する最大限の侮辱の言葉。凄まじく毒舌です。なーんだ、カーターさんもウィリアムさんも正しい事言ってるじゃないか〜。

 ゲーム自体はだれだれのよぼよぼなのでとてもじゃないけどクリアする気にはなりませんが、実はうちの姉貴が遠い昔の発売当初にクリアした事があったりもします。なんかすげーな、姉貴!

 と、まあ探偵紳士にはやはり客船が付き物ですよというお話。もし『ミステリート』で穴に落ちたり、ナイフが頭に刺さったりしたら是非こう言いましょう。

「うぁーー…」
「あっ!!!せんせい!!!」




 というあたりで『ミステリート』発売後に改めてシーンを確認すると…ありましたよ!穴に落ちるシーンが!

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【マイ】 「うぁーー…」
【かおる】「あっ!!!せんせい!!!」
posted by talk at 14:06| Comment(2) | TrackBack(0) | ファミコン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
talkさん
6周年おめでとうございます

『ミシシッピー殺人事件』・・・いやはや存じてましたが、いきなり穴に落ちてゲームオーバーには、ポカーンとしてしましますね^−^

そうしてみると、探偵物ゲームも内容的にも凄く進化しましたよね〜(感慨深いものがあります)

サイトの方も、応援してますので頑張ってください♪

では失礼します
Posted by ごえもん at 2005年07月10日 19:57
>ごえもん様
 御言葉、どうも有り難うございました。

 お!?ミシシッピーを御存知でしたか!いやー、ごえもん様もなかなか通ですねえ。正直に言ってカスゲの香りが濃厚なゲームなんですけど、推理ゲームにキャラを自分で操作するという感覚を持ち込んだのはなかなか斬新なポイントでもあります。でもそこに中途半端なアクション性を持ち込んじゃったものだから、落とし穴とかナイフとかっていう超余計な仕様が追加されているというオチが付いてしまうわけです。とほほ。

 後、文章が読みづらいっていうのが最大の難点ですね。「」とか句読点が無いのでだらだらと文字を読まされるというつらさがかなり先行します。
 最近になっての進化を感じるのは、シナリオの出来が全体的に良くなっているという点も勿論ですが、ともすればだらだらとなりがちなADV作品を如何にして快適にするかという点をどの作品もきちんと考えているという点でしょうか。やっぱり良作と呼ばれる作品は内容もさることながらシステム周りがきちんとしていますからね。
Posted by talk(管理人) at 2005年07月11日 01:11
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